チャイナベンチャー(中国創業投資研究機構:ChinaVenture)は「チャイナベンチャー2007年中国ベンチャー投資市場研究報告」を発表した。
同報告によれば、2007年、中国ベンチャー投資市場における投資規模は急速に拡大しており、投資総額は35億8900万ドル(約254億4601万元)、2006年より64.5%増加したという。
投資案件、1件あたりの平均投資額は865万ドル(約6132万元)にのぼり、前年同期比43.4%増加となった。
医療健康、エネルギー、メディア・娯楽などの従来産業におけるベンチャー投資の成長が、際だっているという。
医療設備と医薬業界は、需要量が安定しており、また製薬特許などの競争優位性を持っており、ベンチャー投資の注目を集めた模様。
2007年、医療健康業界の投資件数と投資金額は、いずれも史上最高値を記録したという。
投資件数は32件で、2006年より68.4%を増加、投資金額は3億300万ドル(約23億3970万元)に及び、前年同期比309.5%の大幅増となった。
そのうち、医薬業界の投資金額は1億4700万ドル(約10億4223万元)、同期比126.2%増加した。
医療設備への投資件数は10件、前年より150%増加、投資金額は8050万ドル(約5億7074万元)に及び、同期比932.1%となった。
2007年、エネルギー業界は依然として、ベンチャー投資機関の注目を集めている。
通年投資件数は20件、2006年比66.7%増加し、投資金額は2億800万ドル(約14億7472万元)、2006年より19.5%増加した。
そのうち、環境保護・省エネルギーへの投資件数が10件、投資金額は1億400万ドル(約7億3736万元)とのこと。
また、飲食、小売、ホテルなどのフランチャイズ業界が、ベンチャー投資の重点対象となり始めたという。2007年、フランチャイズ業界へのベンチャー投資件数は20件、2006年比185.7%増加、投資金額は3億3300万ドル(約23億6097万元)、前年より489.6%と、大幅に拡大した模様。
2007年、メディア・娯楽への投資件数は41件にのぼり、前年同期比70.8%上昇、投資金額は4億9200万ドルで、2006年より142.4%の増加となった。
そのうち、屋外メディアがより多くの注目を集め、投資金額は2億9700万ドル(約34億8828万元)に及び、メディア・娯楽業界投資総額の60%を占めるという。
2007年、インターネット投資件数は依然として一位の座を保持しているが、2006年より31.7%減少し、その他の業界との差は徐々に縮小しているという。
投資金額は6億2100万ドル(約44億289万元)で、前年同期比27.7%減少となった。
インターネット投資は縮小しているにもかかわらず、チャイナベンチャーは、「電子ビジネス、Web2.0、オンラインゲームなどの急速発展によって、インターネット業界の投資規模が逆転増加する」と予測した。
2006年と同様、2007年の電子ビジネスとネット動画は、依然として多くのベンチャー投資を引付けた模様。
チャイナベンチャーの分析によれば、B2C業界への投資件数も、投資金額も高速に増加しており、中国の電子ビジネス領域で、B2C業界が最もベンチャー投資に注目されているとのこと。
(China Press 編集部:AN)