2012年11月8日、中国北京の人民大会堂で、中国共産党の第18次全国代表大会が開幕。
胡錦濤国家主席が、「中国小康社会全面建設の為、中国独自の社会主義に沿った前進を堅持する」と題した報告を行った。
小康社会の建設を実現
胡錦濤主席は、第17次全国代表大会(2007年)以来の5年間について、中国独自の社会主義に沿って、勇ましく前進してきた5年間であり、小康社会の建設において、全面的な勝利を実現した5年間であると評価した。
そして5年間で、各方面の業務は、すべて重大な成果を上げ、経済は安定かつ高速で発展し、改革開放においては重大な進展があり、人民の生活は著しく向上したとして、発展の成果を強調した。
なお、小康社会とは中国が実現を目指している、豊かでゆとりある社会のことで、1978年に鄧小平主席(当時)が、日本を訪問し大平正芳総理大臣(当時)と会見した際に、最初に提唱された。
その後、1997年になって、江沢民主席(当時)によって、全面的な建設が開始された。現在基礎部分の建設は既に完了したとされており、2020年までに全面的な建設が完了する予定である。
中国版所得倍増計画がスタート
そして胡錦濤主席は、今後の中国の発展について、第16次全国代表大会(2002年)、第17次全国代表大会の期間に確立した、小康社会の基礎の上に、さらなる努力を重ね、新たな要求を実現していく方針を示した。
具体的目標としては2020年までに、中国の国内総生産(GDP)と、都市部・農村部住民の収入を、2010年と比較して倍増させる計画が示されている。
(China Press 2012:IT)
(11/08 17:37)
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http://www.chinapress.jp/12/opinion/33562/中国:2020年までに所得を倍増する計画
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