2016年1月21日、現在をエジプトを訪問中である、中国の習近平国家主席が、カイロのアラブ連盟本部において講演をおこなった。
席上、習近平主席は、「共に切り開く中国―アラブ関係のすばらしい未来」と題した講演をおこなった。
主席は、中国とアラブ国家は、古来よりシルクロードを通して交流があり、親近感を持っていると指摘。現在中国が推進している「一帯一路」を共同で建設していくことを呼びかけた。
パレスチナ問題については、中東の平和に関する根本的な問題であると指摘し、中国がパキスタンの民生を改善するため、5000万元(約9億円)の無償援助を行う方針であることを明らかにした。
またシリア問題に関しては、シリア、ヨルダン、レバノン、リビア、イエメンに対して2億3000万元(約41億円)規模の人道援助を行うと説明した。
(China Press 2016:IT)
一帯一路:中国が進めている新たな2本のシルクロードを構築する計画。「一帯」が、中国から中央アジア、中東を経由してヨーロッパを連絡する、陸上の「シルクロード経済ベルト」。「一路」が、中国から東南アジア、西アジア、アフリカを経由し、中東、ヨーロッパを連絡する、海上の「21世紀の海上シルクロード」を意味している。
(01/22 12:33)
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http://www.chinapress.jp/12/49193/習近平主席:アラブ連盟本部で「一帯一路」建設を呼びかけ
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