2014年12月2日、中国上海市で、長江デルタ地区三省一市主要指導者座談会が開催された。
長江デルタ地区の三省一市とは、江蘇省・浙江省・安徽省の三省と上海市を指している。
開催された座談会には、江蘇省からは羅志軍省委書記と李学勇省長、浙江省からは夏宝竜省委書記と李強省長、安徽省からは張宝順省委書記と王学軍省長、上海市からは韓正市委書記と楊雄市長の8名が出席した。
今回会議においては、長江デルタ地域が、現在中国が推進している、「長江経済ベルト」と、「一帯一路」政策に積極的に参加していく方法について討論が行われた。
「長江経済ベルト」とは、上海市を基点として、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省、湖北省、湖南省、重慶市、貴州省、四川省を経由し、雲南省に達する長江流域の経済地域を指している。
「一帯一路」は近年中国が積極的に形成を進めている、2本の新たなシルクロードを指している。
「一帯」が、中国から中央アジア、中東を経由してヨーロッパを連絡する、陸上の「シルクロード経済ベルト」。
「一路」は、中国から東南アジア、西アジア、アフリカを経由し、中東、ヨーロッパを連絡する、海上の「21世紀の海上シルクロード」を意味している。
会議では、上海市と、江蘇省の沿岸開発、浙江省の海洋経済・舟山群島新区、安徽省の皖江モデル区を4つの中心として、「21世紀の海上シルクロード」との連動を加速していく方針が示された。
(China Press 2014:IT)
(12/03 17:58)
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http://www.chinapress.jp/12/44396/長江デルタ:中国新シルクロードに積極的に参加する方針示す
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