2014年10月17日、クレディ・スイスが富豪による富の独占状況についての研究報告を発表した。
報告では世界主要国(地域)における、所得上位10%人口の資産が、該当国の総資産に占める割合が示されている。
報告によると、2014年現在、富豪による富の独占が最も進行している国家はロシアである。所得上位10%人口の資産が、ロシア総資産に占める割合は84.8%に達している。
第2位はトルコの77.7%。第3位は香港の77.5%。第4位はインドネシアの77.2%。第5位はフィリピンの76%。第6位はタイの75%。
アメリカは第7位で、74.6%に達する。第8位はインドの74%となる。
一方、富の分配が最も進んでいる国家はベルギーであった。所得上位10%人口の資産が、ベルギー総資産に占める割合は47.2%にとどまる。
第2位は日本の48.5%。富の独占率が50%を下回ったのは調査国中、ベルギーと日本の2カ国のみであった。
また中国所得上位10%人口の資産が、中国総資産に占める割合は、2000年には48.6%にとどまっていたが、2014年には64%にまで上昇している。中国は過去14年間で、最も富の独占が進んだ国家となった。
(China Press 2014:IT)
(10/17 15:38)
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http://www.chinapress.jp/12/43753/富の独占率:日本低水準、中国は大幅に上昇
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