2014年5月26日、エジプトが、中国の偽スフィンクスに関して、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に対し、世界遺産条約に違反しているとの提訴を行った。
近日、中国の河北省石家庄市に、ギザの大スフィンクスの実物大レプリカが建設されていることが明らかとなり、注目をあつめていた。
しかし今回エジプト当局は、問題の偽スフィンクスが、エジプトの許可を得ずに建設されたものであり、世界遺産条約に違反しているとして、ユネスコに提訴を行ったことを明らかにした。
エジプト側は、偽スフィンクスについて、本物との差が大きく観覧者にエジプト古代文物への誤解を与える可能性や、エジプト観光産業に影響を与える可能性を指摘、今後中国側に撤去や賠償を求めていく方針を示している。
なお、スフィンクスのレプリカを建造した企業は、中国メディアの取材に対し、スフィンクスは映画撮影用に建設したものであり、映画撮影後には取り壊すと説明している。
(China Press 2014:IT)
(05/26 10:54)
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http://www.chinapress.jp/12/41916/エジプト:中国の偽スフィンクスをユネスコに提訴
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