2013年2月6日、香港企業、華潤創業は、子会社であるビール会社、華潤雪花ビールが、中国ビールブランド「金威ビール」を買収したことを報告した。
華潤創業は香港の大型企業で、主な業務は食品の加工販売、流通、スーパー経営など。
華潤雪花ビールは華潤創業とイギリス大手醸造企業、SABミラーとの合弁会社である。
華潤雪花ビール2011年のビール販売量は1024万キロリットル、中国ビール市場シェアは21%に達し、6年連続で第1位となっている。
金威ビールは広東省政府系企業である粤海投資のビール部門子会社である。
近年、経営状況が悪化しており、ビール生産能力の売却先を探していることが明らかにされていた。
今回、華潤雪花ビールが、53億8420万元(約809億5400万円)を持って、金威ビールのビール生産工場のほぼすべてを買収する計画を進めていることが明らかとなった。
金威ビールは同社のビール生産工場6ヵ所、ビール生産能力にして120万トン相当を売却することになる。
華潤雪花ビールは、今回の工場買収によって、ビール生産能力を8.5%引き上げることが可能になるとしている。
なお金威ビールは、ビール業務売却後、社名を「粤海置地」に変更し、不動産業務に転業する方針を示している。
(China Press 2013:IT)
(02/06 17:50)
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http://www.chinapress.jp/03_1/34946/雪花ビール:金威ビールのビール業務買収
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