2012年12月18日、中国北京で、中国商務部が定例記者発表会を開催した。
席上、商務部の沈丹陽報道官が、中国2012年1―11月の商務状況について説明を行った。
WTOに申請していたパネルが成立
沈丹陽報道官は、中国が世界貿易機関(WTO)に申請していた、アメリカが中国製品に実施している反ダンピング・反補助金措置に関するパネル設置が、18日に成立したことを報告した。
報道官は、中国は一貫してWTO規則を尊重し、いかなる形式での保護貿易主義に断固として反対すると主張。今回パネル設置を申請した目的は、国内産業の正当な権益を保護するためであると説明している。
太陽光発電産業に対する支持政策を制定中
報道官によると、中国の太陽光発電産業は、2011年以来、国際金融危機と保護貿易主義の影響を受けて、不景気状態にあり、一部企業は赤字に陥っている。
そのため中国商務部は現在、太陽光発電産業発展に関連する政策の制定を進めているとのこと。
日中韓FTAを推進
報道官は、現在世界各国が地域経済の一体化を推進しているが、中国もあらゆる地域経済一体化を目的とした協力に開放的な立場であると説明した。
具体的には、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、日中韓FTAなどが挙げられた。
(China Press 2012:IT)
(12/20 17:39)
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http://www.chinapress.jp/03_1/34284/商務部:12月の定例記者発表会を開催
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