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2009年10月15日、中国発展改革委員会産業協調司の陳斌司長は、国内メディアの取材に対し、中国鉄鋼業界の生産能力過剰問題について言及した。
同氏は、現在の中国粗鋼生産能力は世界の50%に相当し、生産能力過剰が深刻であることを指摘した。また、2008年の金融危機以降、状況は更に悪化しているという。
同氏は「中国では工業化・都市化のため、特に建築資材としての鉄鋼需要が拡大し、一時国内需要を満たせなくなったことがある。供給不足を受け、政府は積極的に鉄鋼業界への支援を行ってきた。しかし、昨年の中国粗鋼生産能力は6億6000万トン、粗鋼生産量は5億トンに達する。工場稼働率は76%、消費量は4億5300万トンと、生産能力過剰は隠せない事実となっている。」と事態の深刻さを協調した。
また、中国で生産される粗鋼のうち、約4分の1が直接、間接的に海外に輸出されている事態を指摘し、「中国鉄鋼業界は内需を主として考えるべき。中国の鉄鋼資源は決して豊かではなく、大量輸出は我が国の長期発展戦略と一致しない。」として中国が世界の鋼材供給基地になっていることに対しての懸念を表明した。
(China Press 2009:IT)
(10/15 15:57)
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